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Reflections on Tsugaru ⑩ 一郎

(写真・文/柴田祥)

津軽再考|一郎

あのイチロー選手が現役を引退した。
イチロー選手のプレーや所作は全てが美しく走攻守全てにおいてスーパープレーの数が尋常ではない。
YouTubeでスーパープレー集なんて見だしたら何時間も見てしまいます。
オリックスの時から本当に大好きな選手でした。

同じ一郎という名前でかなり古い時代になりますが青森に小島一郎という写真家がいました。
私の津軽を撮った写真のシリーズは小島一郎に影響を受けているところが大きいです。
一般的には報道写真家・沢田教一のほうが有名と思いますが、青森で写真をやっている方であれば小島一郎を知っている人は割と多いと思います。

津軽再考のステートメントを端的に書きますと、
今まで地元に無関心だった人間が写真を撮るようになり地元を撮り出したところ、今まで見えていなかった部分に気づくようになり地元を考え直す。
といったところです。

実はそれとは別に自分の中にはもうひとつありまして。

小島一郎が生涯1冊だけ残した詩・文・写真集「津軽」。
この写真群に多大な影響を受けた私が今の津軽を撮る。
そしてそれらの写真で私なりに写真集として再構してみるという裏テーマのようなものがあります。
このことは非常におこがましいことなので実は表立って言えないテーマです。

これまで津軽と題した写真集は何人もの方々が刊行しております。
しかし作者の方は他所の人であったり青森出身だけど現在は違う地で暮らしている方などです。

よってこの地に生まれ落ち今現在も生活している人間がこの裏テーマをやることに意義と意味はあるのではないか。
この地で暮らしているからこそ撮影を続けてきた中で芽生えたこの地に対する想いであったり抗いであったり感情的なものが滲んでくることが、先人の方々が残した写真集とは一線を画せるものになるのではないかと信じております。

ちなみに再考を最高に掛けているということはまったくないのでここに記しておきます。
最高〜という茶化しに返すのが面倒くさい時は私もサイコ〜て言って流してましたので、それ言われたことある方についてはごめんなさい。