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松原時夫さんインタビュー(スイス/セレクトショップ)

初めまして、こんにちは。
「道音舎のサンカク」ことユイと申します。
海外向けのPRを主に担当させていただいております。

先日スイスのセレクトショップHEY THAT’S NICE様にて、松原時夫さんのインタビュー記事を掲載していただきました。

https://www.heythatsnice.com/journal/tokiomatsubara?rq=Tokio

HEY THAT’S NICEは、世界中から集めた雑貨や書籍などを販売しているセレクトショップ。世界最大規模のアートフェアが開催されることでも知られるアート感度の高いスイスに拠点を置き、世界中のクリエイティブなもの、美しいもの、面白いもの、斬新なものなどを厳選して紹介・販売されています。
記事の日本語訳はこんな感じ。

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  •  - ただただ心をとらえて離さない写真がここに -

この度、日本の写真家である松原時夫さんにインタビューさせていただきました。道音舎の皆様のおかげで、距離や言語の壁も乗り越えて松原さんとお話ができたことを嬉しく思います!
松原さん、お時間いただきありがとうございました。弊社ストアで作品をご紹介させていただけて光栄です。

(以下インタビュー)

  1. 1. どういうきっかけで写真に興味を持つようになったのですか?

(松原さん)
子供のとき、お菓子のおまけを集めて、カメラをもらったんです。そこからいろいろなものをカメラに収めているのが楽しかったので、写真が好きになった。
もともと絵も好きだったんですね。それで高校の時にはどちらの部活にも入っていたが、絵で食べていこうとするとよっぽどでないと難しいと思った。でも写真ならいけるんじゃないかと思って写真に注力するようになったのがきっかけ。

2. 普段はどういう1日を過ごされているんですか?

(松原さん)
毎日、海に行っています。1日は、潮の満ち引きに応じて生活することが多いかな。
潮の満ちる時間が早い場合は起きてすぐ海にいくこともあるし、ゆっくりの時は食事をしてから出かける。朝、海で砂浜や風景の写真を撮り、終わると家に帰って食事をする。時間のある時は、暗室にこもって写真を焼く。たまに眠いと昼寝をすることもありますね。
午後はまた潮の満ち引きの具合で行動する。夕方になると毎日のように海に行き撮影をする。
夜はネガの整理をしたり、自分で作った大きなスピーカーで音楽を聴く。その後食事をして、眠ります。

3. 幽玄な美しさに目を惹かれる砂のキャンバスは、どのようにして生まれたのですか?

(松原さん)
身近にある美しいものをキャプチャーしていきたいという思いが最初にありました。自分が生まれた街を、一生撮り続けたいと思ってきた。自分にとって一番近いのは海で、しかもそこでは毎日違うことが起きている。天気も潮の満ち引きも海藻の上がり具合なんかも全てが影響している。
砂浜に行けば常に何か新しいものがあって、それが面白いので、写真に収めたいと思ったんです。

4.沖の島はどのようにして生まれたのですか?完成までどれくらいかかったのでしょうか。

(松原さん)
本の中の沖の島は、1980〜1915 年に撮影したものです。(今も撮り続けている)
当時リバーサル・フィルム(ポジフィルム)で撮っていたカラー作品を本に掲載した形です。上述のように、身近な美しいものを写真におさめていくということが自分のしたいことなので、それを続けていたら沖の島というひとつの作品につながっていった感じ。みなさんのおかげです。

5. 沖の島は松原さんにとって何か特別なものなのですか?

(松原さん)
沖の島は、朝見るのと昼見るのではどんどん色が変わるんですね。その変化が面白くて、長い間撮り続けてきましたね。
あとは島の形が良いと、ずっと思っていた。昔見ていた日本のテレビ番組「ひょっこりひょうたん島」を彷彿とさせる。どちらの島にも灯台があるし、そもそも島の形が似ているんですよ。
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2022年の7月にインタビューした際のブログ記事はこちらです。

https://pub.michi-oto.com/blog/2022/kumano1/

(ユイ)